*** E O S - 1 D ***

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8コマ/秒は確かに速いですね。ただし、これはISO200・1/500の場合。
体育館では、TV中継でもない限りISO800で1/250が精一杯なので、8コマ/秒は出ないでしょう。

<見た目>
高級感は無し、金属ボディという感じもイマイチで、相変わらず好きになれないデザインです。
F−1のような精悍さが欲しいですね。

<CCD>
細かいことはよく分かりません。
APS-Hサイズで、レンズ焦点距離1.3倍相当。
望遠使いにはフルサイズよりも有利。

画質については、JPEGをA4でプリントして見たところ
Lファイン>D1Hのファイン>Lノーマルといったところでしょうか。
* データサイズは、体育館内(ISO800)で、RAW=3.8MB・Lファイン=1.7MB
Lノーマル=0.7MB・D1Hファイン=1.2MB程度でした(現像パラメータ初期値)。  
現像パラメータを「10」にすると、Lファインで2.4MB程度になります。

* 書き込みは、かなり速く、ストレス無く連写できました。

<色空間>
sRGB採用はありがたいです。Webのほか、インクジェットプリンターとフロンティア
でしかプリンとしない私には、ニコンD1のNTSCは作業工程が一つ増え面倒です。

<ファインダー>
スポーツに、視野率100%はあまり必要ありませんが、広いに越したことはないでしょう。
ピントの山は、掴みづらいです。

<バッテリー>
正式発表の前には、D30と同型のリチウムイオンと聞いていたのに、なぜかニッケル水素。
素人考えでは、メモリー効果のないリチウムイオンが使いやすいと思うのですが・・・。
で、持ちはというと、オートパワーオフ1分・撮影直後の画像確認無し(50コマに一度く
らいモニターで確認)・AiサーボAFという設定で、レンズはEF135/2、マイクロドライブ
1GBに書き込み、300コマ撮影できました。

* 起動時間がかなり早く、D30では、チャンスを逃すおそれがあるため使えなかった
「オートパワーオフ」が使え、電池の持ちにも貢献しているようです。

<液晶モニター>
操作が煩雑。なんで、ここだけD2000譲りなんだ?D30の方が使いやすいです。
拡大表示できないのも???
ボタンを放して確定というのは馴染めません。

<付属品>
在庫処分のハンドストラップを押し売りされるのは不愉快です。
付属ソフトは使い勝手がイマイチで、閲覧にはViX(フリーソフト)を併用しています。

現場ではなるべくレンズ交換をしたくないので、2台持ち込むのですが、今のところ1Dは
キット込みの販売しかなく、チャージャー・電源・ソフトがダブってしまい不経済なため、
当分は、メインは1D、サブにD1H(たまに1V)体制となりそうです。
価格からするとD1H2台というのが、手頃なのですが、やはりUSMレンズの優位性から
EOSを使いたいのはスポーツ写真をやる上では仕方ないですね。

<2002.10.04現在>
EOS−1Dが、ようやく単体発売になった事もあり、D1Hとニコンのレンズ6本を手放し
EOS−1D 2台体制に落ち着きました。
D1Hは、画素数こそ少ないものの、EOS−1Dよりも使いやすい点も多々あるのですが、
2社のレンズやバッテリーを持ち歩くのはやはり不便です(そういう人は少ないか・・・)。

<2004.04.29>
EOS−1DMarkIIにバトンタッチ。
キット込みで定価75万円だった1Dも、今じゃヤフオクで28万円(USED)程度。
プリントがA4サイズまでなら、1Dでも充分なのだが・・・。

 Copylight(C)2001,Digi-Photo Nishihara
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