*** ニ コ ン D2x ***

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デジタル一眼レフ
撮像素子:ソニー製CMOS 1240万画素(クロップ時680万画素)
撮像感度:100〜800(1/3段)・1600・3200
電  源:リチウムイオン
寸  法:157.5×149.5×85.5mm
重  量:1070g(本体) バッテリー175g(カバー込み)
2005年3月発売


いつもなら、購入後すぐにインプレを書くのだが、今回のD2Xは、よく解らない。
自前のCMOSを持つキヤノン、自前のLBCASTは問題が多く、ソニー製のCMOSを採用したニコン。
はたして「AF作動中はシャッターが切れない」弱気なEOSから「いつでもシャッターが切れる」ニコンに移行(復帰?)したことは正解だったのか?

結論から言うと、D1対1Dの頃から、カメラそのものの使い勝手は、ニコンが上。
レンズの描写は好みにもよるが、使い勝手、AF速度はUSMのキヤノンが上。
ニコンのFマウントは、歴代のマニュアルフォーカスレンズが使えるという強みがあるが、よく言われる「Fマウントの呪縛」という弱みもある。

今回も、ISO800以上が事実上使えないならば、明るいレンズが必要ということで、AF85/1.4 を購入したが、これが大失敗。
あの大きな玉を細いスクリューで回すのだから、無理がある。選手の動きにAFがまったく追いつけない(現在、私は、スポーツでは、ほとんどのシーンでAFを使っている)。
結局、85/1.8も追加購入。
早く、すべてのレンズをSWM化し、ついでに、DC付でない普通の中望遠(もちろんSWM)を出して欲しいものである。

ノイズの処理は・・・これがよく解らない。
キヤノンは安心して使えるが、ニコンは、使用するレンズや露出設定といった、条件によって差がありすぎる。
RAWで撮ってニコンキャプチャーでの処理もしてみたが、「数撃ちゃ当たる」方式の私には、これは効率が悪い。よりノイズを少なくするには、まだまだ検証(私サイドでの)が必要なようだ。
でもまぁ、D1のノイズに比べりゃ、あ〜た、きれいなもんですよ。D1のノイズは,
ひどかったなぁ。

高感度時のノイズに関しては、ISO400までは問題なし。800は検証中。
800までは1/3段ずつだったのが、いきなり1600に飛ぶのは、自信の無さからか。
それなら、3200まで付けるなよ。ちなみにD70は、800からも1/3段。
800以上は非常用とな。800以上が必要な人は、Hシリーズをお使いくださいってか。
一台で、XシリーズとHシリーズを兼ねようとしたんじゃなかったの。
もっともそれ自体無理があるけど。

<<2005.12.05>>D2Xは、ISO400までで使いましょう。
余談だが(このホームページそのものが余談であるが)、キヤノンとニコンは操作方向が逆なものが多い。
レンズのマウント方向、ピントリングの回転方向、露出表示バーの+・−方向露出補正の方向、メモリーカードの向きも反対。
露出バー・カードの向き、レンズのマウント方向はキヤノンのほうが理に適っているように思う。

で、D2Xであるが、デジタルカメラを買って最初にすることは、バッテリーの充電。
その時気づいたのは、バッテリーカバーが別売。『なんじゃこりぁ。』by優作。
ただ、このバッテリー、残量表示も細かく、充電後の撮影コマ数まで表示できる優れもの。
なんたって、リチウムイオンなので、管理が楽。

バッテリー交換や画像削除といった操作性は、キヤノンよりも使いやすい。
ただ、縦位置でのAF-ONボタンは、窮屈で押さえ辛い。
アイピースが簡単に外れないのは、良い。
EOSはどれも簡単に外れるため、幾つ失くしたことか・・・。液晶に鼻が当たらないのも良い。

カスタムホワイトバランスの設定は、キヤノンの方が扱いやすいが、オートはニコンの方が良く当たる。
とはいえ、100%ではないので、エキスポディスクというのを使ってみたが、不慣れなせいか、場所によっては、オートの方が良かったりする(^^;。

<<2005.12.05>>エキスポディスク、使い方のコツを掴んだ。買って良かった(^^)。
そして、注目なのが、クロップ機能。
中央の680万画素分を使うことにより、処理速度を高め、8コマ/秒・35コマ連続書込み(JPEG)になる。
一台で、XシリーズとHシリーズを兼ねようということらしい。

クロップ時はレンジファインダー的の使い方ができるかと思ったが、これが難しい。
フレームが解りにくいのだ、常時点灯にすると、露出に影響があるそうだが、ほとんどマニュアル露出で撮る私は、フレーミングを優先してほしい。
また、測距点のバランスが悪くなるのは、困りものである。それと、切り替えの操作性を良くして欲しい。
ファンクションボタンを割り当てているが、イマイチである。

<<2005.12.05>>クロップ撮影が多い場合、スクリーン「W型」はgood。
しかし、解らないのは、D2Hsである。なにゆえ400万画素。
おそらく、LBCASTが400万画素の物しか無いのでだろうが、いまさら400万画素のデジカメを、報道以外で買う人がいるのだろうか。
D2Hのように、実売価格が下がれば別だが、・・・そうか、この値崩れを解消するための手段か(^^)。

<<2005.04.26>>実は、今日、報道ではないのに、注文してしまった(^^;。

<< 2005.12.05追記 >>
どうしたニコン。
巷では、SONY製のCCDを採用したデジカメに、不具合の嵐が吹き荒れている今日この頃、まさかとは思ったが、我がD2Xも、10月8日、大事な撮影の最中に、背面モニターが死んでしまった。
撮影画像はもちろん、メニュー画面も見えない。メディアに記録はされているようであるので、フィルムを使っていると思えばよいのだが、デジカメに慣れてしまった今となっては、確認できないのは、なんとも心もとない。メニュー画面が見れないのはもっと困る。

D2Hの露出問題、D2Hsの度重なる電気系統の不具合、D70のバッテリー発火事件、そして、このD2X。ニコンといえば、丈夫なカメラというイメージは過去のもの・・・。

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